在日朝鮮学生美術展 山陰

header全国朝鮮学校生徒たちの美術作品展を山陰で毎年開催しています。
次回46回学美山陰展は2018年2月、松江市で開催します#学美 山陰

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「学美」を愛し、励ました「仲間」
  (学美中央審査委員長 朴一南) 2016.11.07 朝鮮新報

 naka22016年10月8日午前1時11分、鳥取大学准教授・仲野誠先生が癌の闘病の末、永眠された。 享年51歳、余りにもお若く、余りにも突然の悲報に胸が張り裂ける思いだった。
 仲野先生は誰よりも在日朝鮮学生美術展(学美)を愛し、そして社会学者として民族教育と在日コミュニティの大切さをご存知であった。

 仲野先生と初めてお会いしたのは2008年3月、ウリハッキョ(朝鮮学校)がない鳥取で県内に住む日本人有志たちによって結成された学美鳥取展実行員会主催による「第37回在日朝鮮学生美術展鳥取展」である。
 温厚な人柄と幅広い知識、謙虚な姿勢に誰もが好感を持った。その後学美にこれ程多大な影響と、仲間として同じ夢を追う同志として深い親交を結ぶとはその時は知る由もなかった。

 先生が朝鮮大学校で行われる「学美中央審査会」に初めて足を運ばれたのは2009年だった。2011年からは毎年参加され、審査から作品梱包作業まで、一週間の全日程を我々と寝食を共にしながら一緒に仕事をした。3年前からは鳥取大学仲野ゼミの学生と共に全国朝高美術部合同合宿に参加、「ちゃぶ台返しの学美」というテーマで講演し、既存の日本の教育では成しえない素晴らしい財産を君たちは築いていると朝高生たちを励ましてくださった。
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 昨年の中央審査会にはそのゼミ生と島根県まで広がった学美山陰地方実行委員会のメンバーをはじめ多くのゲストが参加し大いに賑わった。また、在日コミュニティを体感すべく岡山の運動会や各地で開催されるウリハッキョの行事にも参加、同行した学生たちの大変感動的な感想文は一粒出版の「朝鮮学校のある風景」31号から連載されている。

 仲野先生は学美に何を見い出し、何を感じたのだろうか…。
 「他人の価値を生きないヘッドライト型知性の人間を生み出す学美」「みんなが揺れる学美審査」「魂の表出、学美」「社会関係資本としての学美」「『はみ出す』学美」「感染(伝播)する学美」など毎年、仲野先生は学美中央審査会に参加される毎に、在日コミュニティとウリ民族教育が創り育んだ我々学美に素晴らしい言葉を残して下さった。また、「この時代の課題を乗り越えていく可能性を秘めた学美」「この時代を生きる同時代人たちの利益につながっていく」と、学美が世界へと発信する大いなる勇気を与えてくれた。

 9年前に学美で出会い、共に仕事をし、共に笑い、共に感動し、共に飲んで、共に語り、共に夢見た、いつの間にかその場にいて当然のような仲間であり同志でもあった大切な人を喪ってしまった。
 これかも、学美の傍らにいつもいて、叱咤激励してくださることを願ってやみません。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

  
「朝鮮学校のある風景」より
■「仲野先生 追悼特集

■「仲野先生が育てた芽を枯らさぬように

連続レポート 日本の大学生が経験した朝鮮学校
 仲野先生と鳥取大生の「学美」レポート
この時代に在日朝鮮学生美術展と出会うということ

 「在日朝鮮美術展 山陰展」は毎年、鳥取県・島根県交互に開催しています。美術展開催の趣旨に賛同いただき、事業資金としての支援寄付金、支援広告のご協力をお願いします

1000振込用紙【郵便振替先】
 ①加入者名『在外教・倉吉』
    口座番号『01350-3-18762』
 
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【支援広告】
 scan-74<振込者名、領収書の送付先、口数、【美術展支援広告】を必ずお書きください。>
 ① 会場で配布するパンフレットに掲載します。
 ② 支援広告は、名刺広告とさせていただきます。(お名前か会社名、住所、簡単な説明のみの広告です。)
 ③ 1口3000円です。(縦 5cm、横 9cm)A4サイズ(縦長)の用紙に10面掲載します。 2口以上の場合は、面積比例とさせていただきます。

問合せ:鳥取事務局 090-1686-6588(三谷)
       島根事務局 090-3638-5438 (森)
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名 称:「在日朝鮮学生美術展 山陰地区実行委員会」
      2009年1月に結成されました。

65ecfbd8 2008年、鳥取県倉吉市の小学校教師が岡山朝鮮初中級学校を訪れ、
公開授業で見かけた学美巡回展のポスターが忘れられず、東京出張のついでに川崎巡回展を覗いたのが、始まりでした。

 朝鮮学校の生徒たちが描いた作品は、
民族性も豊かで独創性に富んだものであり、どの作品からも感じられる躍動感や訴える力に圧倒され、すぐさま山陰地区での巡回展開催を申し入れ朝鮮学校の先生たちも呆れていたそうです。

 在日外国人の子ども達の教育問題にかかわってきたこともあり、美術展開催の呼びかけをしたところ、在日コリアン・教員・市民・新渡日の外国人などが参加し、約20人で鳥取展実行委員会を結成しました。それが「2009年第37回学美展鳥取展(倉吉展)」です。 その後、2013年から島根県松江市を始め、出雲市、浜田市と開催を重ね、市民、在日コリアの協力を得て山陰全体の活動になりつつあります。

民族教育の取り組みの様子を知り、より深く理解することは外国人、とりわけ在日コリアンへの更なる理解と関心を深めるためにも有意義な機会です。
 私達の会は朝鮮学校の歴史と民族教育理念に学びながら交流・理解・連帯を深めるのを目的としています。

「第37回在日朝鮮学生美術展」鳥取展 来場者900人超 来年も開催を 
  朝鮮新報[2009.4.10]

問合せ:鳥取事務局 090-1686-6588(三谷)
       島根事務局 090-3638-5438 (森)
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omote 戦後在日朝鮮人が日本の朝鮮植民地支配によって奪われた言語や文化、歴史などを取り戻そうと、全国各地に「国語講習所」を作ったことが始まりです。

 1945年、日本は敗戦し、当時240万人にも上ると言われる在日朝鮮人は「祖国」に帰ることを待ち望みました。が、日本政府は日本人の朝鮮や中国からの引き上げを進めても、在日朝鮮人の帰国問題に対しては、責任をとろうとはせず、結果として60~80万人もの在日朝鮮人が日本に残らざるを得ませんでした。

 いずれは帰国したいと願う彼らは、それまでの間に朝鮮語を知らない子供たちに朝鮮語を教えるために国語講習所が作られたのです。 
 
 その後、戦後世界情勢の変化に伴い幾度の民族教育に対する弾圧・嫌がらせがありましたが、多くの支援する日本人・仲間と共に乗り越え、現在の朝鮮学校があります。

 少し詳しい「朝鮮学校年表」

33c979b7 全国60余校の朝鮮学校で学ぶ幼稚班(幼稚園)・初級部(小学校)・中級宇部(中学校)・高級部(高校)の子ども達の表現発表の場として東京、大阪、神戸、福岡などの日本の主要都市で毎年定期的に行っている巡回展で、愛称は「学美(がくび)」です。

 学美は、子どもたちの作品展示にとどまらず、在日コリアンを始めとした外国にルーツを持つ人たちの人権・教育についても、広く理解と課題解消に向けた取り組みへとつながってきています。全国の朝鮮学校を対象にしたヘイトスピーチや高校授業料無償化除外をはじめとした民族差別に対して支援連帯行動も生まれています。

 在日朝鮮学生美術展山陰地区実行委員会は2009年の第37回から41回まで鳥取県倉吉市、鳥取市、米子市を巡回し、1999年まで朝鮮学校があった島根県松江市で42回、出雲市で43回、浜田市で44回が開催されました。
鳥取県、島根県で交互に開催し、日本学校との交流をより一層深めたいと考えています。

 毎年の全国審査会は8月東京朝鮮大学校にて行われ、9月から巡回展がスタートします。
 
朝鮮学校の学生達の素直な心と、創意工夫に富んだ表現を体験しにぜひ足をお運びくださるようお願いします。

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